TEL 048-281-5300 FAX 048-281-5379
野菜クズで有機野菜を連作!
「対応地域に関するお知らせ」
誠に勝手ながら現在、下記のKAGUYA菌を使った事業の対応は弊社(川口市)の近隣に限らせていただいております。
無農薬・無化学肥料の野菜(≒有機野菜)は健康志向と共に市場が拡大していますが、価格の高さが普及のネックになっています。
そこで、捨てている野菜ゴミや農業残渣を使って低コストで競争力のある有機野菜を生産するシステムをご提案します。
手順は次のとおりです。
@野菜くずを汁とカスに分離します。(脱水装置を使用)
A汁は天然の微生物群(KAGUYA菌)をセットしたタンクに入れて3日間常温発酵させ、KAGUYA活性水にします。
これを30〜100倍に希釈し、3日以上の日光浴をさせてから植物に散布します。
Bカスには上記のKAGUYA活性水を混ぜて放置すると、2〜3日で堆肥(コンポスト)として使える状態になります。
堆肥作りで大変な天地返し(切り返し)は不要です。
また、KAGUYA活性水には強い消臭力があるため、堆肥作りで問題となる悪臭はありません。
(KAGUYA活性水で牛糞、豚糞、鶏糞等の悪臭を消臭することも出来ます)
このKAGUYA活性水と堆肥を使うと土壌が微生物で豊かになり、結果として以下の効果が得られます。
・畑を休ませずに、連作できるようになります。
・農作物は病気への抵抗力が強くなり、発芽率が高くなり、生育も早く良好で、通常より少し大きく実る傾向になります。
・土壌が豊かになるため間引きの必要がなくなり、収穫力が高まります。
・例えばイチゴなら糖度が、ジャンボニンニクなら抗酸化活性値※が高まります。
※抗酸化活性値が高い食物には、癌などを引き起こす原因と言われている酸化反応を抑制する働きがあります。
・鮮度が長持ちするため、流通過程等での廃棄量が減ります。
これまで有機栽培をされていた農地の場合はそのままスタートできますが、化学肥料や連作で傷んでいる場合は、
固形のKAGUYA菌、植物活性液、堆肥等を用いて土壌改良し、その1〜2週間後から栽培します。
(この土壌改良法には残留農薬の除去効果があることも確認されています。)
左の写真の一番手前にある脱水装置で野菜クズを汁とカスに分離します。
汁は奥のタンク3台で3日間発酵させ、4日目に右写真の樹脂タンクにKAGUYA活性水の原液として排出されます。
KAGUYA活性水の効果をベランダでテスト
プランターを2つ用意し、ホームセンターで買った有機野菜用の土を入れ、一つのオクラの苗を二つに分けて植えました。
通常の水やりの他に、右のプランターにはKAGUYA活性水を週1回、葉や茎に噴霧しました。
その結果、KAGUYA活性水の有無で生育の速度が著しく違うことが判りました。
生育が早ければ早く収穫ができますから、農家にとっては収益向上につながると思います。
第1週 | 第3週 | 第4週 |
第6週 | 第7週 | 第8週 |
第9週 | 第11週 | 第12週 |
素人によるニンニクとパクチーのテスト栽培New !
無農薬、無化学(化成)肥料で、KAGUYA菌の有無が畑でどんな差になるかを、農業の素人がニンニクとパクチーを栽培し確認しました。
植え付け時期はニンニクもパクチーも9月〜10月頃のようですが、私達は遅れてしまい、2018年の10月中旬に貸農園を借りて
土壌づくり行い、10月末に植え付けをしました。
2019年8月現在、ニンニクもパクチーも収穫を終えましたが、結果は以下のとおりKAGUYA菌「有」の圧勝でした。
無農薬・無化学肥料で栽培 | |||
KAGUYA菌「無」 | KAGUYA菌「有」 | ||
土壌作りに使った物 |
市販の野菜用有機堆肥 | KAGUYA菌(固形・活性水) | |
野菜の脱水カス | |||
鶏糞、カルシウム、米ぬか | |||
栽培中に与えた物 | 週1〜2回、水道水を散布 | 週1〜2回、KAGUYA活性水を散布 | |
パクチー | 収穫物 | 収穫量 0g (収穫が無いまま開花) | 収穫量 590g (収穫回数5回) |
採取した種 | 85粒撒いた種が463粒に(約5倍) | 85粒撒いた種が2790粒に(約33倍) | |
種の重さは平均6mg/粒 | 種の重さは平均8mg/粒 | ||
ニンニク | 収穫物 | 平均19.5g/粒 | 平均29.4g/粒 |
以下に栽培記録も掲載します。
10月16日 土壌作り
10u程度の畑を3分割して、一端にはホームセンターで購入した野菜用有機肥料を入れました。
もう一端には野菜の脱水カス、鶏糞、米ぬか、カルシウム、固形のKAGUYA菌、KAGUYA活性水(野菜ゴミの脱水汁をKAGUYA菌で発酵)を入れました。
脱水カスは玉葱を脱水したカスがあったので、これを使いました。
そして両端の中間には何も栽培しないエリアを設けました。
10月29日 植え付け
畑を耕してから、畑中央の栽培をしないエリアに除草シートを張り、その両側には穴を開けたマルチシートを張りました。
そしてマルチシートの穴の中にジャンボニンニクを植え、その脇にパクチーの種を撒きました。
(パクチーの種はホームセンターでサカタの実咲シリーズ(923373)を2袋購入し、各列に1袋ずつ撒きました。
種は撒く前に丸い棒などで軽くこすり、2つに割ってから数時間水につけると発芽が良いようですが、それをせずに
そのまま撒いてしまいました。
ニンニクは時期が遅くホームセンターでは販売を終了していたためインターネットで購入しました。)
11月12日 間引きと水やり
パクチーは間引きをしました。
・ニンニクは「無」よりも「有」の方が生育が良い。
・パクチーは「無」の方が発芽は多いものの葉は黄色っぽく、「有」は発芽は少ないが葉は緑色をしている。
以降、水が足りていない時だけKAGUYA菌無しの側(以下、「無」)には水道水を、KAGUYA菌有りの側(以下、「有」)にはKAGUYA活性水を散布しました。
11月26日 間引きと水やり
・現時点でのニンニクの発芽率は
「無」は植えた数41に対して芽が出ている数24=発芽率58.5%
「有」は植えた数31に対して芽が出ている数27=発芽率87.1%
・パクチーの芽は細かすぎて発芽率は判らないが、「無」の方がたくさん発芽している。
ただし、発芽した芽は「有」の方がしっかり育っている。
12月10日
12月25日
・現時点でのニンニクの発芽率は
「無」は植えた数41に対して芽が出ている数29=発芽率70.7%
「有」は植えた数31に対して芽が出ている数30=発芽率96.8%
・パクチーはKAGUYA菌「無」の方が多く発芽している。
発芽した芽は「無」は茶色っぽく、葉は小さい。「有」は緑が濃く、葉も大きい。
毎週写真を撮りましたが量が多いので、以降は少し間引いて掲載します。
2月4日
3月6日
3月22日
4月12日パクチー1回目の収穫とマルチシートの除去
KAGUYA菌「有」のパクチーは食べられそうなので刈り取って収穫しました。
下の写真で小さく点々と写っている「無」のパクチーは発育が悪く収穫どころではありません。
ニンニクはKAGUYA菌「無」も「有」も育って来ましたが、「有」の方が茎が少し太くてしっかりしている感じです。
暖かくなって来たので、ニンニクのマルチシートは外しました。
4月19日パクチー2回目の収穫
KAGUYA菌「無」のパクチーは全く駄目ですが、「有」のパクチーはまた増殖したので2回目の収穫をしました。
5月7日パクチー3回目の収穫
KAGUYA菌「無」のパクチーは未だに駄目ですが、「有」のパクチーはまた増殖したので3回目の収穫をしました。
5月17日パクチー4回目の収穫
5月24日ニンニクの芽を採る
ニンニクは写真では判り難いのですが、KAGUYA菌「有」の方が茎が太くしっかり育っている感じです。
茎からは芽が出てきたので採りました。
5月27日パクチー5回目の収穫
パクチーの収穫は今回で終わりました。
結局KAGUYA菌「無」は1回も収穫出来ませんでしたが、「有」は5回で合計590g収穫できました。
5月31日ニンニクの仮収穫
ニンニクの葉が随分と茶色くなったので、KAGUYA菌「無」「有」の両方から適当に3本ずつ抜いてみました。
その結果、どちらもニンニクが出来ているようなので、近日中に収穫することにしました。
6月5日ニンニクの収穫
ニンニクを収穫しました。
出来たニンニクはKAGUYA菌「有」の方が大きい物が多く、重さの平均値は「無」=19.5gに対して「有」=29.4gで1.5倍ありました。
6月11日パクチーの花
KAGUYA菌「無」も「有」も花が咲いています。(「無」は育ちが悪く、1度も葉が収穫出来ないまま花が咲いてしまいました。)
8月2日パクチーの種
花が咲いた跡に種が出来ています。
8月7日パクチーの種の採取
種を全て採って、重さや数を調べました。
(はかりの表示はどちらも容器を除いた重さです)
KAGUYA菌「無」に対して「有」の種は、採れた数は約6倍、1粒当たりの重さは約1.4倍でした。
この種を農家の方に見ていただいたところ、種の大きさは「無」の方が一般的で、「有」は大きい との評価でした。
なお、「無」も「有」もホームセンターで購入したサカタの種を1袋ずつ撒きましたが、1袋には85粒程度入っていたようです。
従って元が85粒の種は、「無」では463粒と約5倍に、「有」では2790粒と約33倍になった次第です。
Q&A
「対応地域に関するお知らせ」
誠に勝手ながら現在、KAGUYA菌を使った当事業の対応は弊社(川口市)の近隣に限らせていただいております。
Q1.KAGUYA活性水とは何ですか?
A1.野菜の脱水汁等に、白神山地の古代地層で発見し特殊な方法で培養・精製した微生物群(KAGUYA菌)を入れて発酵させた液体です。
この活性水は葉や茎から植物にしみ込んで細胞に入り込み、光合成を促進させ、葉脈・導管を拡げ、根の吸収能力を高めます。
また、この活性水の微生物が入ると、土壌内の菌の多様性が増して有機物の分解速度や分解できる種類が増えます。
その結果、植物にはより多くの栄養が供給され、また土壌の菌が植えて競争的環境となることで、病原菌のはびこりも抑制されます。
なお液肥とは異なり、KAGUYA活性水には窒素・リン酸・カリは含まれていません。
Q2.寒い時期は微生物が寝て活動しないのではないでしょうか?
A2.この微生物は−20℃という極寒の環境下でも活動することが確認できています。
従って、KAGUYA活性水を作るタンクでも常温発酵しますので、ヒーターや温度コントロールは不要です。
Q3.導入の手順を教えて下さい。
A3.@装置を導入される場合
脱水装置、発酵タンク、KAGUYA菌の一式をご購入いただきます。
ただし、最初はKAGUYA菌を使って小規模なテスト栽培を行い、効果を確認された上で装置を導入されることをお薦めします。
なお、テスト栽培にかかる費用はお見積させていただきます。
A装置を導入せず、KAGUYA菌をお使いいただく場合New !
KAGUYA活性水の販売も始めましたので、これをご購入いただき、希釈してお使い下さい。
B土壌改良を希望される場合 New !
KAGUYA菌を使った短期間での土壌改良も承ります。
上記Aの場合でも、土壌に有機分が少ない場合は土壌改良を行った方が効果が高まります。
また、農地が農薬で傷んでいる場合は、KAGUYA菌を使い短期間で土壌改良し、無農薬に転換することも出来ます。
下は永年農薬を使い続けた農地をKAGUYA菌で土壌改良してから、KAGUYA活性水だけで枝豆を育てた事例(埼玉県)です。
2月8日土壌改良を実施
2月23日土を均(なら)しました
土壌の状態を写真で送っていただき、問題が無かったので均して土壌が出来上がりました。
そして、その後から枝豆を育てられました。
育った枝豆(7月8日時点)
出来た枝豆をいただき、塩無しで茹でて数名で食べましたが、美味しいと好評でした。
Q4.KAGUYA活性水の散布量を教えて下さい。
A4.タンクから抽出されたKAGUYA活性水の原液を30〜100倍に希釈し、1ha当たりに1回2,000リットル程度散布します。
例えば植付けから収穫までの期間が約9カ月の場合は、10〜14回程度以上散布します。
Q5.システムを稼働するための費用等について教えて下さい。
A5.装置は固液分離時に1日数時間動かす小型モーターと、1日1時間程度タンクに空気を送り込むポンプの電気代だけです。
また従来、堆肥を作るために必要だった水分調整用のおがくずや、水、燃料はいりません。
KAGUYA菌は装置の使用頻度に合わせて、年に数回の定期メンテナンスで補充します。
Q6.KAGUYA活性水の保管方法を教えて下さい。
A6.室外に置いた状態で5年以上保管できます。
Q7.堆肥生産(コンポスト生産)はどのように行い、出来た堆肥はどのように使うのでしょうか?
A7.長期間を要する一般的なコンポスト生産と違い、堆肥はカスにKAGUYA活性液を混ぜて2〜3日で出来上がります。
出来た堆肥はそのまま農地に撒き、その上からKAGUYA活性液を散布します。
そして3〜4日経ったら、農地にすき込みます。
Q8.普通の栽培に較べて抗酸化活性値はどの位高くなるのでしょうか?
A8.ジャンボニンニクの例では、他の産地品に較べて2.5倍〜3倍高くなっています。
Q9.装置を導入する場合は、どのような条件があると導入し易いですか?
A9.野菜クズを固液分離する場所と農地が近い方がやり易いかも知れません。
例えばカット野菜工場等で使わなかった野菜を出荷元に戻し、そこで固液分離するのも一案です。
Q10.農薬や化学肥料は併用できないのでしょうか。
A10.併用していただいても構いません。
Q11.野菜ゴミだけでなく、残飯等にも応用できますか?
A11.応用は可能ですので、ご相談下さい。
Q12.なぜ、脱水装置メーカーのシンフォニージャパンがここまで手掛けるのですか?
A12.私たちは野菜ゴミを脱水して量を減らすだけでなく、そこで生じる汁とカスを出来るだけ活用して循環型社会を目指したいと
考えています。
しかし現実は、野菜を脱水したカスを堆肥や飼料にされているお客様はいらっしゃいますが、汁はほぼ捨てられています。
また世の中を見ても、様々な野菜ゴミに対してカスと汁の両方が役に立つ方法は見当たりませんが、この方法ならば野菜ゴミは
種類を問わず、余すところなく役に立ちリサイクルができます。
この方法で鍵となるのは弊社が培った「固液分離技術」と、「微生物の力で農地を回復し活性化させる」菌会社の技術です。
弊社は菌会社と共同でこの方法を広めて、循環型社会に向けて世の中の役に立ち、収益にも繋げたいと考えています。
Copyright (c) 2014 Symphony Japan Co., Ltd. All rights reserved